Sビル漏水補修工事№6

2018-07-14

雨漏りの原因は、打ち継ぎ目地の捨て打ちシールがなされてなかったのが原因と推測されます。

 

上図着色部分が一般的な1回で打設する躯体コンクリート部分です。コンクリートは1層(1フロア)づつ築造する訳ですから必ず継ぎ目が出来ます。コンクリートの継ぎ目は融合しませんので物理的な止水処理を行う事が前提になります。特に外壁垂直面が上下階に渡り連続する上図のような納まりの場合は外壁面を雨水が流れて来る事が想定されますので打継目地のシーリングの責任は重大です。打継目地は型枠に目地棒を取り付け、型枠と目地棒を外すと目地が出来上がります。

 

仕上げがタイル貼りの場合は捨て打ちシーリング(ポリウレタン系)を行いタイル貼りの後化粧シーリング(変成シリコン系等)を施します【図2】。
タイル仕上げの場合、捨て打ちシーリングなど確認しにくいという欠点があります。雨漏りの原因がそこにあった場合は発見するのに手こずる事が想定されます。
タイルをハツリ落として確認したところ捨て打ちシールされておらず、雨水の浸み込みが目視できました。

現場状況

 

接写

 

 

工事日数 6日目 本日 5人工 トータル 22人工

 

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